学校長ごあいさつ


  みなさん、はじめまして。令和3年4月から着任いたしました、清水南高等学校・同中等部校長の小野田秀生(おのだひでき)といいます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

本校は、世界文化遺産に登録された三保の松原のある三保半島の付け根に位置しており、生徒たちは、東に富士を仰ぎみる風光明媚な環境で伸び伸びと学校生活を送っています。

また、「富士の如く端正に、橘の如く香りが高く」の校訓の下、「高い知性と豊かな感性・表現力を備え、国際化社会に貢献できる人物の育成」を教育目標に掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。

 本校の大きな特色は、普通科と芸術科を併せ持つ、公立中高一貫校であるということです。校内のいたるところで芸術科美術専攻の生徒の作品や、音楽専攻の生徒の演奏や歌声を見たり聴いたりすることができます。加えて、中高一貫校の特長を活かし、6年間を見据えた、生徒の進路目標を実現するための学力向上に取り組んでいます。

 今後とも、皆様のご支援をいただきながら積極的にさまざまな活動に取り組み、本校の教育活動をさらに充実させる所存でおります。どうぞご支援をお願いいたします。

 

令和3年4月 校長 小野田秀生



 
校長室より
2022/08/03

赤い羽根共同募金知事表敬

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芸術科美術・デザイン専攻の3年生が赤い羽根共同募金の壁新聞等の作成に携わった関係で、県共同募金会・後藤会長と共に川勝知事を表敬訪問しました。
壁新聞等の作成を通じて、生徒たちは福祉について考えるとともに、社会参画の意識を持つことができました。
これまでもデザイン専攻の生徒たちは、はごろも教育研究奨励会や駿河湾フェリーなどと協働し作品制作に取り組んできました。
今後も地域・企業・大学等のお力を借りながら、生徒たちを学びを充実させたいと思います。

★当日の様子です。
http://
県赤い羽根共同募金会HP



07:37
2022/07/22

1学期表彰式

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第69回NHK杯全国高校放送コンテスト静岡県中部支部予選アナウンス部門において、高3生の阿部さんが入選、同じく高3生の陣内さんが第3位となったので表彰しました。二人ともよく頑張りました!

12:50
2022/07/22

1 学期終業式 校長訓示 「己こそ己の寄るべ」

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令和4年7月21

 

1学期終業式 校長訓示 テーマ「己こそ己の寄るべ」

 

あらためまして、みなさん、こんにちは。今日で1学期も終わりです。

 

皆さんは始業式で私が話したことを覚えていますか。そうです。「海賊王を目指しましょう。」です。中等部1年生と高校1年生は始業式に出ていないので、かいつまんで海賊王の経緯を説明します。

 

静岡大学教授の小林朋子(こばやし ともこ)先生が取り組んでいる「レジリエンス教育」の話がきっかけでしたね。「レジリエンス教育」とは、何事にも影響を受けない鋼の心を目指すのではなく、逆境に陥ってもしなやかに立ち上がり、元に戻ろうとする心、しなやかな心を育もうという教育です。

 

どうしたら、しなやかな心が手に入るのか調べてみたら、楽観的で、思考が柔軟で、何でも相談できる仲間がいて、挑戦し続けられる人というキーワードが出できたので、ワンピースの主人公のルフィようですねという話から、海賊王を目指しましょうとなった訳です。これが、南陵祭ステージ部門のオープニングにつながります。皆さんは海賊王になれたのでしょうか。

 

さて、少し唐突な話になりますが、私は大学生の頃、少林寺拳法にのめり込んでいました。もともと格闘技が好きだったこともあり、大学の授業や部活動が終わってから、近くの道場に通いつめて、練習に励んでいました。

 

少林寺拳法は肉体の鍛錬に加えて、精神修行も重視していて、稽古の前に必ず皆で唱和する言葉があります。その中の一つに、「己こそ己の寄るべ、己をおきて誰に寄るべぞ、良く整えし己こそ、まこと得がたき寄るべなり。」 という言葉があります。もともとは釈迦の説法の一節だと聞いたことがありますが、詳しくは知りません。

 

わかりやすく言い換えると、「自分自身こそ、自分が一番頼りとするべき拠り所である。自分以外の一体誰を頼りにするのか。よく鍛えられた自分自身こそが、本当に素晴らしい拠り所なのである。」という意味でしょうか。

 

この言葉の意味は、「他人を頼りにしてはいけない」という意味ではありません。困った時には、親や友達や先生など、身近にいる誰かを頼っていいと思います。ただ、私はこの言葉の意味を「自分が生きていく上で、自分の心や体を鍛えることが何よりも大切であり、人生において一番に頼りになるのは、心身共に健康で鍛え上げられた自分自身である。」と捉えています。

 

敵と戦って戦闘レベルを上げていくゲームがありますね。現実の人生においてこそ、自らのレベルを上げて、いざという時に頼りになる自分を築き上げていくのです。ゲームみたいにゾンビと戦う必要はありません。けれども、課金すれば一気にレベルアップする訳でもありません。とにかく、地道に自らを鍛えていくしかないのです。それでは、具体的にどうやって鍛えていくのでしょうか。

 

例えば、夏休み中に毎日3時間の家庭学習に取り組もうと決めます。けれども、YouTubeも見たいし、ゲームもやりたい、そもそも暑くてやる気が起きないなど、計画通りに達成できない日もあるでしょう。できない日があってもよいと思います。ルフィもちょいちょい負けます。一方で、達成できた日は自分の弱さに打ち勝った気持ちになります。こうした小さな勝利の積み重ねは、やがて大きな自信になります。

 

学習に取り組むことで学力は上がるでしょうし、部活動に取り組むことで技術や体力は向上するでしょう。それだけでも、いざという時に頼りになる自分に近づくと思います。ただ私はそれ以上に、自分の弱さと向き合いながら、自らを奮い立たせて、物事に取り組む行為そのものが自分を強くする営みだと思います。

 

ここ数年、新型コロナウイルス感染症の流行やロシアによるウクライナ侵攻など、想定外の出来事が起きています。この予測困難な時代を皆さんは生きていかなければなりません。こんな時代だからこそ、いざという時に頼りになる自分、自らの「寄るべ」となるような自分自身を築き上げてほしいと願います。

 

さあ、明日から夏休みです。夏休みは2択です。自分自身を鍛え上げる、人生を賭けた、この壮大なゲームにチャレンジするか、しないか。2学期になって、レベルが上がった皆さんに会えることを楽しみにしています。


12:41
2022/07/21

今年も、教育の充実に向けて研究を進めます

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 この度、本校の教育活動の研究に対して、日本教育公務員弘済会静岡支部から、「令和4年度静岡教弘教育活動奨励賞」をいただきました。本校の教育活動の更なる充実を目指し、研究に取り組みます。
 研究テーマ「豊かな感性・表現力の向上を目指したカリキュラム研究」

16:55
2022/07/14

静岡ブルーレヴズと協定書を締結しました

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 7月14日に本校で、静岡ブルーレヴズと協定書を締結しました。
 現在ラグビー部
では、静岡ブルーレヴズの久保コーチから週1回、ラグビーの指導を受けています。協定書の締結で、より連携していきたいと考えています。

16:55
2022/07/14

中高一貫教育説明会

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令和4年7月9日()

 

中高一貫教育説明会 「バッターボックスに立とう」

 

 みなさん、こんにちは。清水南高校・同中等部校長の小野田秀生(おのだひでき)です。今日は中高一貫教育説明会に御参加いただき、ありがとうございます。

 

さて、小学生の皆さん、皆さんは若宮正子(わかみやまさこ)さんを知っていますか。若宮さんは昭和10年生まれの御歳87歳です。もともとは銀行員だったのですが、定年退職後、お母様の介護のため外出する機会が減り、友人と連絡を取るためパソコンを習い始めたそうです。

その後、80歳を超えてからゲームアプリを独学で開発し、人生が激変します。世界的企業からの会議への招待、国連でのスピーチなどを経験され、「人生100年時代構想会議」にも82歳の最年長メンバーとして参加しました。

 

この若宮さんが、最近、ACジャパンのCMに出ていて、こんな話をしています。

「とにかくバッターボックスに立ってバットを振ってみようと思ったんです。そしたら当たっちゃったんですよ。ほんとに人生はわかりませんね。だから、自分の未来にフタをしちゃいけないと思いますね。」そして、このCMはこんなナレーションで終わります。「何歳からでも人は変われる。」

 

小学生の皆さん。皆さんは敢えて中学受検をしなくても、地元の公立中学校に進学できるし、その方が通学距離も短いかもしれない。でも、清水南高校中等部の受検を視野に入れ始めたのは、この受検が自らの成長につながると考えたからだと思います。何歳からでも人は変われます。ましてや若い君たちは、これから大きな変化を、成長を遂げていきます。勇気を持って、バッターボックスに立とうしている皆さんにエールを送ります。清水南高校中等部で、たくさんバットを振りましょう。空振りしたって構いません。空振りも貴重に経験です。でも見逃し三振はつまらない。ましてや、バッターボックスに立たなければ、何も始まらないのです。

 

保護者の皆様。社会の在り方が劇的に変化する「Society5.0時代」が到来します。加えて、新型コロナウイルス感染症の流行、ロシアによるウクライナ侵攻、昨日も戦後初めて、首相経験者がテロリストの凶弾に倒れるなど、大人の想像を超える出来事が起きています。この予測困難な時代を子供たちは生きていかなければなりません。

一人ひとりの子供たちが、自分の良さや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在だと尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会変化を乗り越え、持続可能な社会の創り手となることが必要です。清水南高校・同中等部では、じっくりと6年間かけて、高い知性を身に付け、豊かな感性と表現力を養い、グローバルに活躍できる人材を育成します。具体的な教育内容はこれから御説明いたします。また、本校の生徒たちの活動の一端も御覧いただきます。

それでは、皆さん、本日の中高一貫教育説明会、最後まで宜しくお願い致します。


08:54
2022/04/07

入学式 式辞

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令和4年度 静岡県立清水南高等学校・同中等部
 

入学式 式辞

 

 新緑が輝きを増し、すがすがしい春の風が吹き抜ける季節となりました。正門の横の桜の木は、皆さんの入学を待ち構えていたかのように美しく咲いています。

 

 本日ここに、御来賓の皆様方の御臨席を賜り、令和4年度静岡県立清水南高等学校・静岡県立清水南高等学校中等部入学式を挙行できますことは、私ども教職員一同にとりまして、大きな喜びでございます。心から感謝申し上げます。

 

 ただ今、入学を許可いたしました中等部生108名、高校生124名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

 

 本校は、校訓「富士の如く端正に 橘の如く香り高く」の下、全国的にも珍しい、普通科と芸術科を併せ持つ公立中高一貫校として、6年間の教育活動を通じ、高い知性と豊かな感性・表現力を備え、国際社会に貢献できる人材を育成しています。

 

 また、本校は、世界文化遺産に登録された三保の松原にほど近く、校舎からは端正な富士と雄大な駿河湾を望むことができる風光明媚な場所にあります。グラウンドや体育館では、ラグビー部をはじめとする様々な運動部の生徒の活気ある声が聞こえ、さらに、校内のいたるところで、芸術科美術専攻生の作品を見たり、音楽専攻生や管弦楽部の生徒の演奏を聴いたりすることができ、文化部の活動も大変活発です。

 

 清水南高校・同中等部では、このような、スポーツと文化の香り漂う学校文化を最大限に生かし、日々の授業や放課後の部活動、文化祭・体育祭などの学校行事、特色ある委員会活動において、中等部1年生から、高校3年生までの6学年の生徒が、相互に関わり合いながら、教育活動に取り組んでいます。

 

 さて、中等部一年生の皆さん。皆さんは自らの意志で清水南高校中等部への入学を志願し、入学者選抜を突破して本日、ここに至ります。これから6年間、様々な小学校から集まった個性豊かな仲間たちとの絆を深め、失敗を恐れずに、何事にも積極的に取り組んでください。「反省はしても後悔はしない」をモットーに、迷ったら躊躇せずチャレンジしましょう。先生方は常に皆さんの傍らに寄り添っています。

 

 高校一年生の皆さん。いよいよ高校生活が始まります。中等部から入学した生徒に新たな仲間を加え、総勢124名での船出となります。同級生のみならず、多くの先輩・後輩と関わり合いながら、それぞれの個性を尊重し、自分自身と本気で向き合わなければ達成できない目標を見つけて、ひたむきに努力してください。皆さん一人ひとりの個性が、高校生活でより輝くよう、我々教職員も全力で指導・支援をしてまいります。

 

 最後になりましたが、保護者の皆様におかれましては、本日に至るまで惜しみない愛情を注ぎ、大切に育ててこられたお子様が、無事に清水南高等学校・同中等部入学という節目を迎えられ、感慨もひとしおであろうかと存じます。心よりお祝い申し上げます。

 

 本校の教育方針を御理解頂き、御家庭と学校が車の両輪となり、お子様の成長を支援していきたいと考えておりますので、御協力の程、よろしくお願い申し上げます。

 結びに、新入生の皆さんが健康で、伸び伸びと学校生活が送れますことを心から願って、式辞といたします。

 

令和4年4月7日

      静岡県立清水南高等学校・同中等部

校長 小野田 秀生


16:36
2022/04/07

1学期始業式 校長訓示 テーマ「心のしなやかさ」

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令和4年4月7日()

 

1学期始業式 校長訓示 テーマ「心のしなやかさ」

 

 あらためまして、みなさん、おはようございます。

 

いよいよ、今日から新年度が始まります。新入生も入学してきますし、新たな先生方との出会いもありました。心機一転、明るく前向きに、学校生活に取り組んでほしいと思います。

 

昨年度は、始業式・終業式のほとんどを放送で行いました。放送だと皆さんの表情が見えないので話していて不安になります。今日は皆さんの顔を見ながら話ができてとても嬉しいです。ただし、残念ながら、今日は対面ですので、SMAPの曲は流しません。

 

まずは、新型コロナウイルス感染症についてお話しします。これまで同様、「自分の身は自分で守る」という心構えが大切です。誰かに注意されるからマスクをするのではなく、自分の身を守るため、大切な人の命を守るためにマスクを着用してください。一方、自転車に一人で乗っている時や熱中症が心配される時など、マスクを着用しない場面もあります。つまり、皆さん一人ひとりが感染症を正しく理解し、自分の頭で考えて、感染症対策に取り組むことが重要です。そういう意味で「自分の身は自分の身で守る」心構えが大切なのです。

 

さて、先日新聞を読んでいると、静岡大学の小林朋子(こばやし ともこ)教授が「レジリエンス教育」に取り組んでいることを知りました。小林先生は教育心理学が御専門で、「レジリエンス」とは直訳すると、「回復力」や「反発力」を意味します。「深刻な事態に直面し、倒れたとしてもしなやかに立ち上がる力」と定義されているそうです。

 

古くは第2次世界大戦でナチスによる大量虐殺を生き延び、PTSDにならなかったユダヤ人の思考研究から生まれた心理学の分野で、日本では東日本大震災の際、心の復興のキーワードとして広まりました。

 

ここ最近は、感染症の拡大や自然災害、ロシアのウクライナ侵攻など国内外で様々な出来事が起きており、先の見通しの立ちにくい時代を子供たちが生き抜くために、落ち込んだ気持ちを回復させる方法を学ぶ、「レジリエンス教育」は注目を浴びています。「レジリエンス教育」では、何にも影響を受けない鋼の心を目指すのではなく、逆境に陥ってもしなやかに立ち上がり、元に戻ろうとする心、しなやかな心を育もうという教育です。

 

どうしたら、しなやかな心が手に入るのか、レジリエンスの高い人の特徴をネットで調べてみると、楽観的で、思考が柔軟で、何でも相談できる仲間がいて、挑戦し続けられる人、などのキーワードが出できました。

 

皆さん、どんな人をイメージしますか。楽観的で、仲間に支えられて、チャレンジ精神があって、ゴムのようなしなやかさがある・・・。そう、ワンピースの主人公・モンキー・ディー・ルフィです。ということで、皆さん、新年度は海賊王を目指しましょう。

 

以上で、私の話を終わります。


16:35
2022/03/23

令和3年度3学期終業式 校長訓示

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令和3年度3学期終業式 校長訓示 

テーマ「戦争のない未来を創るためには」

 

みなさん、こんにちは。今日で3学期も終わりです。そして、令和3年度も残すところあとわずかになりました。今日の午前中は中等部の卒業式でした。中等部3年生の式に臨む姿勢は、凛とした雰囲気を纏い、とても素晴らしいものでした。また、3月1日には高校の卒業式が行われました。自信と達成感に満ち溢れた高校3年生の姿からは、6年間あるいは3年間の学校生活がとても充実していた様子が伺えました。

 

皆さんは今年度を振り返って、いまどんな気持ちでいますか。年度当初に立てた目標は達成できたでしょうか。私は皆さんが授業や部活動、南陵祭や体育祭などの学校行事に一生懸命取り組んでいたと思います。まずは、今年度の皆さんの頑張りを称えたいと思います。また、熱心に指導してくださった先生方にも感謝します。それから、この場を借りて一年間校長室掃除を担当してくれた24HRの生徒にお礼を言います。ありがとうございました。

 

 さて、中国の北京で開催されていた冬季パラリンピック大会は、3月13日に幕を閉じました。「平和の祭典」と位置付けられるオリンピックとは違い、パラリンピックは「勇気」「強い意志」「インスピレーション」「公平」という4つの価値を重視し、インクルーシブな社会への変革を訴える大会です。お互いの違いを認め合い、共に生きていくこと、「多様性」や「共生」が大会理念になります。

 

 一方で、パラリンピックが開催されている同時期に、ロシアによるウクライナ侵攻が始まりました。2月下旬、ロシアのプーチン大統領はウクライナへの軍事作戦実施を宣言し、ウクライナ各地への砲撃や空襲が始まりました。ウクライナのゼレンスキー大統領は戒厳令を布いて、戦争状態に入りました。新聞報道によれば、これまで民間人を含む多くの人が命を落としています。

 

 ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時、日本ではあるグループの17年も前にリリースされた歌がヒットチャートの上位に躍り出ました。まずは、その歌をお聞きください。

~SMAPの『Triangle』を流す~

 

この曲はSMAPの『Triangle』という曲です。SMAPは2016年に解散していますし、この曲は200511月にリリースされた曲です。再び注目を浴びたのは、歌詞に反戦への思いが込められているからです。

 

作詞・作曲を手掛けたのは、音楽家の市川喜康(いちかわよしやす)さんです。市川さんはニューヨークでの同時多発テロ事件の後、「テロとの戦い」が続いていたアフガニスタンの状況を見て、何か伝えなくてはと思い、この曲を作ったとインタビューで述べています。「Triangle」とは三角形のこと。この曲では「銃を構える人」、「向けられる人」、そして「それを見ている自分」の三者による三角関係だと述べています。

 

私たちにできることは限られているかもしれませんが、傍観者にはなりたくありません。歌詞にあるように、破壊でしか見いだせない未来を私たちは望んでいませんし、大国のヒーローも戦火の少女も命の重さは同じだと知っています。私は皆さんが日々の生活の中で、それぞれの違いを認め合い、いじめや差別などをなくし、自分の命や友達の命を大切にすること、みんなが希望を持って生きていくこと、その積み重ねが戦争のない未来につながっていくと信じています。

 

それでは、新年度、皆さんの元気な顔に会えることを楽しみに、私の3学期終業式の言葉を終わります。


17:14
2022/03/23

令和3年度 清水南高等学校中等部 卒業式 式辞

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令和3年度 清水南高等学校中等部 卒業式 式辞

 

気温の変化の激しい今年の三月ですが、一雨ごとに寒さもゆるみ、春を感じる今日この頃となりました。本日ここに、令和3年度、静岡県立清水南高等学校中等部の卒業証書授与式を挙行するにあたり、御来賓の皆様方の御臨席を賜り、教職員一同心から感謝申し上げます。

 

ただ今、卒業証書を手にした105名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。

 皆さんは3年前に清水南高校中等部に入学し、端正な富士と雄大な駿河湾を望む、風光明媚な三保の地で、個性豊かな仲間たちや熱心に指導してくださる先生方と出会い、日々の授業や部活動、南陵祭や体育祭などの学校行事に精一杯取り組んできました。

 

 特にこの2年間はコロナ禍にあり、学校生活は大きく変化しました。多くの学校行事が中止や延期となり、感染防止のためのマスクの着用や黙食、身体的距離の確保などは今も続いています。また、2学期当初の緊急事態宣言下では分散登校となり、クラスの仲間と会えない日々もありました。それでも皆さんは、前向きに学習活動に取り組み、日々成長してきました。

 

その集大成の一つが、先月実施した「表現」の卒業制作発表会です。それぞれのクラスで演劇づくりに向けて役割分担を決め、分散登校中はオンラインで意見交換し、感染防止に気を配りながら練習を重ねてきました。そして迎えた発表会では、監督以下、クラスの生徒全員が一丸となって、素晴らしい作品を上演してくれました。上演後の挨拶での皆さんの表情は達成感に満ち溢れていました。今年の卒業制作発表会のテーマは「星・輝く」でしたが、皆さん一人ひとりが輝いていました。また、南陵祭以来の再演となる「THE GREATEST SHOWMAN」も素晴らしかったです。決して、練習時間は多くなかったと思いますが、南陵祭の時以上のパフォーマンスが観られたのは、皆さんの心の成長がミュージカルの完成度を高めたからだと思います。

 

さて、SPACの宮城聡監督は、以前本校を訪れた際に、「人と違うことを考えるのは素晴らしいこと」だと述べた上で、「学校生活の中で、他人が考えていないことを考えると、周りから浮いていると言われがちだけど、そのことを面白いと受け入れる空気が大切だ」とおっしゃいました。また、「違っていることを受け入れた上で、それをどう楽しむかということが演劇のテクニック」だとおっしゃっています。宮城監督曰く、同じような性格の登場人物が集まっても演劇は面白くならないそうです。個性的な登場人物が集まるから演劇は面白くなります。そしてそれは、演劇だけの話ではなく、学校生活や社会生活でも同様だと私は思います。

 

人と違った行動や発言をすると、「浮いている」と思われることがあります。周りから浮きたくないから、空気を読んで周囲に気を遣って生活するようになります。そんな生活に息苦しさを感じたり、ストレスがたまったりする人も多いでしょう。そんな雰囲気が学校生活や社会生活で蔓延すれば、いつしか皆、独創的な考えができなくなり、均質化した人間が育ってしまうかもしれません。しかし、コロナ禍で明らかになったように、未知の課題に直面した時は、同じ思考の人たちだけで解決策を見出すことは困難です。自分には想像もつかないことを考える人がいて、そんな人間が集まって課題解決に取り組んだ方が良いアイデアが浮かびそうです。人類の発展のためにも、多様性はとても重要なことなのです。

 

皆さんは様々な小学校から自らの意志で清水南高校中等部に集まりました。それぞれの小学校にそれぞれの学校文化があり、入学当初はルールの違いなどに戸惑ったことでしょう。それと同時に、個性豊かな同級生に刺激を受けたに違いありません。そして、「表現」の授業を通じて、脚本作成や自分以外の誰かを演じることなどで他者理解を深め、他者と自分の違いを知ることで自己理解を深めてきました。また、それぞれの個性を尊重し、合意形成しながら一つの作品を創り上げていく達成感を知りました。皆さんは中等部の3年間で多様性を尊重することを学び、仲間と手を取り合って物事を成し遂げることの素晴らしさを学んできたのです。

 

これからの高校生活は、3年間かけて構築した信頼関係に基づき、個性豊かな同級生たちとより深く語り合い、他者を受け入れ、自分と向き合い、自己のアイデンティティを創り上げていく時期になります。「星・輝く」の「星」とはまぎれもなく皆さんのことです。皆さんが高校生活において、より輝くことを願っています。

 

最後になりましたが、御列席の保護者の皆様、改めまして、本日は誠におめでとうございます。大切に育ててこられたお子様が、健やかに成長を遂げ、ここに中等部の卒業式を迎えることとなりました。心からお喜び申し上げますとともに、今日に至るまで、本校に寄せられました数々の御協力に対しまして、改めて感謝申し上げます。今後も引き続き、本校の発展のために御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

結びに、卒業生の皆さんが、新たな気持ちで4月からの高校生活をスタートさせ、一層輝かしく、毎日を過ごしていくことを心から祈念し、式辞といたします。

 

令和四年三月十八日

静岡県立清水南高等学校中等部 校長 小野田秀生


17:00
2022/03/01

卒業式 式辞  テーマ「傍観者になるな、当事者となれ。」

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令和3年度 清水南高等学校 卒業式 式辞

 

テーマ「傍観者になるな、当事者となれ。」

 

明るい早春の日差しに、木々の梢にも新芽のふくらみを感じる季節となりました。本日ここに、令和3年度、静岡県立清水南高等学校、第五十七回卒業証書授与式を挙行するにあたり、御来賓の皆様方の御臨席を賜り、教職員一同心から感謝申し上げます。

 

ただ今、卒業証書を手にした百二十六名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。

 皆さんは清水南高校入学以降、端正な富士と雄大な駿河湾を望む、風光明媚な三保の地で、日々の授業や部活動、南陵祭や体育祭などの学校行事に精一杯取り組んできました。辛く苦しいことも多くの仲間や先生方に支えられ、乗り越えてきました。

 

 特にこの二年間はコロナ禍にあり、学校生活が大きく変化しました。臨時休校により、大切な仲間たちと会えない日々がありました。感染防止のため、十分なコミュニケーションが取れない日々もありました。それでも皆さんは、孤独に打ち勝ち、仲間との絆を強く結んで、前向きに学校生活に取り組んできました。みなさんの努力とひたむきな姿勢にあらためて敬意を表します。

 

 さて、卒業に当たって、未来の担い手として大きく羽ばたこうとしている皆さんに、はなむけの言葉を送ります。それは、フランスの小説家、フランソワーズ・サガンの「たとえ悲しくて悔しくて眠れない夜があったとしても、一方で嬉しくて楽しくて眠れない日もある人生を私は選びたい」という言葉です。

 

サガンは十八歳の時に書いた『悲しみよ こんにちは』という小説が爆発的にヒットし、十代にして世界的な名声と莫大な印税を手にし、その若さと自由奔放なライフスタイルによって、一躍、時代の寵児となりました。世界中の人々から注目されたが故に、誹謗中傷も多く、『悲しみよ こんにちは』は、ゴーストライターがいるという噂まで流されました。そんな渦中にあっても、サガンは付き合う人の社会的な地位や学歴などは全く気にしませんでした。破天荒にも映る生活や人付き合いに苦言を呈した人々に対して、サガンはさきほどのような言葉を述べたと言われています。

 

 私が卒業する皆さんに、サガンの言葉を贈る理由は、皆さん一人ひとりに未来を切り拓く当事者となってほしいと願うからです。そう、傍観者ではなく、当事者となってほしいのです。誰かがやってくれるだろうと人任せにするのではなく、自分自身でよりよい社会を築き上げ、未来を切り拓いてほしいのです。当事者意識を持って物事に取り組めば、傷付くことも多くあるでしょう。思いが強ければ強いほど、うまくいかなかった時の挫折感も強くなります。人との関わり合いの中で、裏切られたり、陰口をたたかれたりすることもあるかもしれません。そうでなくても、SNSには無責任な匿名の書き込みが溢れています。当事者として物事に取り組むことは勇気がいる時代です。

 

それでも、批判されるのを恐れ、何もやらずに無難に過ごそうとする人間が増えれば世の中は傍観者で溢れます。渦中から距離を置き、自分では何もせず、批判ばかりをする無責任な人たちが増えれば、誰がよりよい社会を築くのでしょうか。目まぐるしく変化する社会において絶対解など存在しません。新型コロナウイルス感染症対策を一つとっても、完璧な対策などありません。それでも、我々は未知のウイルスから自分の身を、あるいは大切な人の命を守るために、みんなで知恵を出し合い、納得解を生み出して感染症対策に努めています。よりよい社会を築き上げるためには、我々一人ひとりが当事者意識を持ち、傷付くことを恐れずに人と関わり、力を合わせて納得解を導き出しながら生きていくことが大切なのです。

 

 当事者となることで、人生は大きく動き出します。悲しいことや悔しいことが増えるかもしれませんが、嬉しくて楽しいことにもたくさん出会えます。そして、みなさん一人ひとりが当事者として行動すれば、社会は大きく変わり、希望にあふれた未来が切り拓かれると私は信じています。「たとえ悲しくて悔しくて眠れない夜があったとしても、一方で嬉しくて楽しくて眠れない日もある人生を私は選びたい」サガンの言葉とともに、私から皆さんにメッセージを送ります。「傍観者となるな、当事者となれ」と。

 

最後になりましたが、御列席の保護者の皆様、改めまして、本日は誠におめでとうございます。大切に育ててこられたお子様が、健やかに成長を遂げ、ここに高校の卒業式を迎えることとなりました。心からお喜び申し上げますとともに、今日に至るまで、本校に寄せられました数々の御協力に対しまして、改めて感謝申し上げます。今後も引き続き、本校の発展のために御支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

結びに、卒業生の皆さんの未来が、一層輝かしく、幸多からんことを心から祈念し、式辞といたします。

 

令和四年三月一日

静岡県立清水南高等学校 校長 小野田秀生


13:52
2022/01/06

3学期始業式 校長訓示 テーマ「みんな違って当たり前」

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令和4年1月6日

3学期始業式 校長訓示 テーマ「みんな違って当たり前」

 

みなさん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今日から3学期が始まります。新年、そして新学期を迎えて、新たな気持ちで登校できたでしょうか。昨年も様々な出来事があったかと思います。心機一転、嫌なことはもう忘れて、新年のスタートを切りましょう。明るく、前向きに生きていれば、助けてくれる人も現れて、道は拓けるものです。

 

 まずは、新型コロナウイルス感染症対策についてお話しします。3学期も、これまでの感染防止対策に大きな変更はありません。我々全員が「自分の身は自分で守る」という心構えを持つことが大切です。私から皆さんにお願いすることは、これまでと変わらず3つのことです。1つ目は「新型コロナウイルス感染症を正しく理解すること」、2つ目は手指消毒、マスクの着用、黙食、3密の回避など、「これまでの感染症対策を徹底すること」、3つ目は「孤立しないこと」です。学校生活が継続できるようにしっかりと心がけてほしいと思います。

 

 さて、清水南高校・同中等部は今年度(令和3年度)、静岡県教育委員会からアカデミック・ハイスクールに指定されています。テーマは「SPACと連携した演劇科の設置に向けたカリキュラム研究」です。具体的には、高校普通科、高校芸術科、中等部のそれぞれにおいて、SPACを含めた外部機関等と連携して、皆さんの表現力、思考力、対話力の育成を目指しています。

 

 現在の進捗状況をお話しすると、昨年11月には、SPACと連携協力協定書を締結しました。メディアにも取り上げられたので、覚えている生徒もいることでしょう。締結式には、中等部3年生の下山さん、伏見さん、竹内さんも参加してくれました。まずは、清水南高校中等部が誇る「表現」の授業にSPACの俳優さんや技術スタッフさんが指導に来てくれるようになりました。来年度はこのような取組を高校でも進めていきたいと考えています。

 

 協定書の締結式の際に、宮城監督がおっしゃっていたことで私が感銘を受けた言葉を紹介します。それは、「人と違うことを考えるのは素晴らしいこと」という言葉です。監督は「学校生活の中で、他人が考えていないことを考えると、周りから浮いていると言われがちだけど、そのことを面白いと受け入れる空気が大切だ」とおっしゃいました。また、「違っていることを受け入れた上で、それをどう楽しむかということが演劇のテクニック」と述べています。

 

 人は皆、顔も性格も育ってきた環境も違います(そんな歌詞がSPACではなく、SMAPの曲にあったかもしれませんね)。みんな違って当たり前で、誰かに似せようとする必要はありません。自分は自分、唯一オンリーワンの存在なのです(これもSMAPの曲でありましたね)。大切なことは、みんな違うということを理解した上で、自分以外の人を受け入れること。つまり、この地球上で一緒に生きていくためにわかり合おうと努力することだと思います。

 

ここから少し難しい話になるかもしれません。中等部の1年生はわからなかったら後で担任の先生に聞いてくださいね。私は人がわかり合うためには、「合意形成」する気持ちが大切だと考えています。人は違って当たり前、それぞれ考え方も違うのだから、意見がぶつかり合うこともあります。その時に、自分の意見だけ言って相手の意見を聞かなかったり、議論した挙句、人間関係を壊したりするのではなく、お互いに歩み寄って意見をすり合わせようと努力すること。つまり、「合意形成」を前提として人と接することが、人が社会で一緒に生きていくためには重要だと思うのです。人と違っていても受け入れてくれる社会や学校であれば、みんな安心して生活しやすくなると思います。宮城監督は演劇を学ぶことによって、そのような心が育つのだとおっしゃっていました。

 

 コロナ過で私は改めてイノベーションの大切さを痛感しました。ウイルスとの戦いを一つ取っても、新たな薬や新たなワクチンを開発するためには、従来の常識を打ち破るような、人と違った発想力を持つ科学者の存在が求められているはずです。高い知性に加えて、独自の感性を持った人こそが、様々な分野においてイノベーションを牽引する人材になると私は思います。人と違っていることを否定するような社会、あるいは学校では、新たな価値を創造し、イノベーションを牽引する人材、人類の未来を切り拓く人材は育たないのではないかと思うのです。

 

 私はこの学校を生徒の皆さんが自分自身を大切にし、お互いを認め合い、何でも本音で語り合えて、安心して過ごせる学校にしたいと考えます。みんな違って当たり前なんだから、多様性を受け入れた上で、合意形成に努めてほしいと願っています。今年1年、みなさんがこれまで以上に友達や先生方との絆を深めて、安心して学校生活を過ごしてくれることを願って、私の3学期始業式の話を終わります。


16:32
2021/12/23

2学期終業式 校長訓示 テーマ「清水南の学校文化」

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令和3年1222

2学期終業式 校長訓示 テーマ「清水南の学校文化」

 

 みなさん、こんにちは。およそ4か月に渡った2学期も今日で終業式を迎えます。2学期が始まった頃は、まだまだ暑い日々が続いていましたが、季節は秋を過ぎ、もうすっかり寒くなって冬を迎えています。

 

 2学期は当初8月27日に始業式を行う予定でしたが、静岡県に緊急事態宣言が発令されたため、8月31日に始業式を延期してスタートしました。スタート当初は、中等部で分散登校とオンライン学習を実施したり、高校で一部のクラスの授業を大会議室で行ったり、密を避ける工夫をして学校生活を送っていました。

 

 始業式で私は、感染防止対策で一番重要なことは、我々全員が「自分の身は自分で守る」という心構えを持つことだと話をしました。その上で、私から皆さんに3つのお願いをしました。1つ目は「新型コロナウイルス感染症を正しく理解すること」、2つ目は「これまでの感染症対策を徹底すること」、3つ目は「孤立しないこと」です。皆さんが私のお願いを含めて、感染防止対策に努めてくれたおかげで、本校では今日までクラスターが発生することなく、学校生活を継続できています。生徒の皆さんの努力と先生方の御指導に心から感謝申し上げます。

 

 最近では新たな変異株である、「オミクロン株」の感染が心配されています。まだまだ油断せず、感染防止に努めてください。大切なことは、「自分の身は自分で守る」という心構えです。マスクの着用にしても手指消毒にしても、誰かに注意されるから行うのではなく、自分の身を守るために行うのだと自覚しましょう。また、必要以上にコロナを恐れないために、感染症に関する正しい知識を得ることに努めましょう。そして、孤立せず、みんなで協力してこの難局を乗り越えましょう。

 

 さて、今日の安並貴史(やすなみたかし)さんの講演と演奏はいかがでしたか。世界を舞台に活躍する先輩の存在は誇らしいものです。安並さんはシューベルト国際ピアノコンクールで優勝した後、ある雑誌のインタビューで「シューベルトの歌う感性を磨くのは都会ではなかなか難しいと思うので、静岡の自然のなかでのびのびと過ごした中学からの6年間が今回の優勝の一つの要因かと思います」と述べています。

 

 静岡県は自然が豊かで食べ物も美味しいですね。産業も発達していますし、新幹線、高速道路、空港なども整備されていて、交通のアクセスもよい場所です。とても暮らしやすい、豊かな県だと私は思います。

 

 また、清水南がある三保という場所は、美しい富士山を仰ぎ見ることができますし、雄大な駿河湾を望むことができます。天女伝説で知られる羽衣の松がある三保の松原は、富士山世界文化遺産の構成資産であり、歌川広重の浮世絵など数々の絵画や和歌に表現されている風光明媚な場所です。

 

 

 清水南高校・清水南高校中等部ではこの三保の地で、中1から高3まで6学年の生徒が共に学び、授業や部活動、学校行事に生徒が熱心に取り組んでいます。中等部生が化学室で理科の実験をしていると、音楽室から音楽専攻の生徒の歌声が聞こえきます。教室を異動すれば、校内の至る所に美術専攻の生徒の素晴らしい作品が目に留まります。高校生の教室からは大学進学に向けて授業に取り組む生徒の熱気が伝わってきます。多目的棟や体育館からは「表現」の授業で演劇に取り組む中等部生の姿が見られます。放課後になれば、ラグビー、サッカー、テニス、バスケット、バレー、陸上、卓球、管弦楽、新聞、棋道、放送等々、様々な部活動が活動し、校内は中高生の若々しい生命力で満ち溢れています。

 

 普段は当たり前で気付かないかもしれません。しかし、この清水南ならではの環境が、皆さんの人格の形成に大きな影響を与えていることは確かです。これからも清水南の学校文化を大切に、この地で豊かな人格を形成して、皆さんも様々な世界・様々な分野で活躍する人材に育ってほしいと願っています。

 

 最後になりますが、高校3年生の皆さんは、この学び舎で過ごす期間も残りわずかになってきました。毎日、学校に来て友達と席を並べて勉強し、他愛のない会話で盛り上がった日々は、永遠に続くものではありません。皆さんにとって当たり前だった日常は、いつか思い出に変わります。その思い出がかけがえのない宝物になるように、皆さんがこれからの人生を生きていく上で、心の拠り所となるように、残り少ない学校生活を大切に過ごしてください。そして、この冬休みは皆さんの夢の入り口の扉を開くためにできる限りの努力を期待しています。それでは、みなさん、3学期に元気な姿を見せてください。これで2学期終業式の私の話は終わります。


17:01
2021/12/15

松山先生が叙勲を受けられました

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本校英語科非常勤講師の松山康夫先生が、長年の高校教育への御功績により、岸田文雄内閣総理大臣より瑞寶小綬章を受けられました。
08:30
2021/11/08

SPACと協定書を締結しました

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11月4日に本校で、SPACと協定書を締結しました。
現在
、中等部の教科「表現」において、SPACの俳優や技術スタッフの方々から演劇の指導を受けていますが、今後は、SPACの方々から高校普通科の「総合的な探究の時間」において、演劇の指導を受ける予定です。また、本校が行う高校での演劇専門教育の導入に向けてのカリキュラムの研究等においても、協定書の締結により、さらなる連携の強化を進めていきたいと考えています。


08:30
2021/08/31

2学期始業式 校長訓示 テーマ「自分で自分の身を守る」

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令和3年8月31

2学期始業式 校長訓示 テーマ「自分で自分の身を守る」

 

みなさん、おはようございます。今日から2学期が始まります。1学期の終業式に続いて、2学期の始業式も新型コロナウイルス感染症対策のため放送で話をします。

 

 みなさんも御存じのとおり、8月20日から静岡県は緊急事態宣言の対象地域となりました。期間は9月12日までの約3週間です。いまのところ、県下一斉の臨時休校という事態は避けられていますが、2学期のスタートは1学期以上に、感染防止対策を講じた上で学校生活を送ることになります。

 

 昨日(8月30)の静岡県内の感染者数は240人、県全体の病床利用率は70.2%でした。一昨日よりも感染者数は減少しましたが、医療体制はひっ迫しており、まだまだ予断を許さない状況です。このような状況下において、本校においても時差通学、分散登校、オンライン学習等の感染防止対策を講じていきますが、一番重要なことは、我々全員が「自分の身は自分で守る」という心構えを持つことです。そこで、今日は皆さんに3つのお願いをします。

 

1つ目は、新型コロナウイルス感染症について正しく理解することです。新型コロナウイルスは変異を続けています。現在、流行しているのはデルタ株です。このデルタ株は、従来株と比較して体内でのウイルス量が1200倍と言われており、感染力が強いことや重症化するリスクが高いことなどがわかっています。まずは、デルタ株について正しく理解しましょう。その際に注意することは、ネットには真偽が疑わしい記述もありますので、「ほけんだより」などをよく読んで、正しい知識を得ることが大切です。

 

2つ目は、これまでの感染防止対策を徹底することです。デルタ株についても、従来株と同じ感染防止対策が有効であることがわかっています。ただし、デルタ株は感染力が高いので油断は禁物です。手指消毒、マスクの着用、黙食などをこれまで以上に徹底することが重要です。特に、部室や更衣室など「密」になる危険性が高い場面こそ、ガードを緩めてはいけません。「誰も見ていないからいいや」という意識では感染は防げません。誰かに注意されないために感染防止対策をしている訳ではありません。自分の身を守るために感染防止対策をしているのです。繰り返しになりますが、これまでの感染防止対策を「徹底」することが重要です。

 

3つ目は、孤立しないことです。新型コロナウイルス感染症は人と人との結び付きを阻害するウイルスです。コロナ過で大切な人と思うように会えない日々が続いています。不安な日々が続いています。けれども、我々は一人で新型コロナウイルス感染症に立ち向かっているわけではありません。みんなで一緒に戦っているのです。不安があれば、友達や先生方に相談にしてほしいと思います。我々は、これまで以上に結束し、心の結び付きを強くする必要があります。みんなで力を合わせて、この未曾有の事態を乗り越えていきたいと思います。

 

以上、2学期を迎えるにあたり私から皆さんに3つのお願いをしました。新型コロナウイルス感染症について、「正しく理解すること」「これまでの感染症対策を徹底すること」「孤立しないこと」この3つのことを意識して、「自分の身は自分で守る」という強い心構えで2学期当面の学校生活を過ごしてほしいと思います。


08:15
2021/08/23

教育の充実に向けて、研究を進めます(第2弾)

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 この度、本校の教育活動の研究に対して、日本教育公務員弘済会静岡支部から、「令和3年度静岡教弘教育活動奨励賞」をいただきました。本校の教育の更なる充実を目指し、研究に取り組みます。

 研究テーマ「スクールポリシーの実現に向けた総合的探究の時間の在り方」
12:00
2021/08/18

教育の充実に向けて、研究を進めます(第1弾)

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この度、本校の教育の研究に対して、はごろも教育研究奨励会から、第21回助成賞(複数年度)をいただきました(年40万円×3年)。本校の教育の充実を目指して教職員一丸となって研究を進めます。

 研究テーマ「主体的・対話的で深い学びの実現を目指した授業づくり」
13:00
2021/07/21

一学期終業式校長講話「夢に向かって努力する夏」

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令和3年7月21

1学期終業式 校長講話 テーマ「夢に向かって努力する夏」

 

みなさん、こんにちは。1学期の終業式となりました。本当はみなさんの顔を見ながらお話ししたかったのですが、新型コロナウイルス感染症対策のため放送で話をします。

 

 4月の入学式・始業式以降、生徒のみなさんは、日々の授業はもちろん、南陵祭などの学校行事、部活動、委員会活動等に一生懸命取り組んできました。

私はみなさんが頑張っている姿を様々な場面で見ることができて、とても嬉しく思いますし、私自身もみなさんから元気や勇気をもらっています。

 

また、中等部1年生、高校1年生の皆さんの中には、清水南に入学して以降、通学のために朝早起きしたり、夜遅くまで勉強したりして、生活習慣が大きく変化した人もいることでしょう。4か月が経過し、ようやく学校生活に慣れた頃かなと思います。

 

さて、私は毎朝5時ぐらい起きて、朝の仕度をしながらテレビのニュースを観ています。最近は毎朝メジャーリーガー・大谷翔平選手の話題が報道されています。

現在、大谷選手はメジャー単独トップのホームラン34本を放ち、ピッチャーとしても4勝をあげています。二桁勝利をあげれば、1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利、2桁本塁打」を達成するということで、日本のみならず、全米中で注目を浴びています。オールスターでも二刀流やホームラン競争で注目されていましたね。

 

そんな大谷選手がみんなから愛され、応援されているのはなぜなのでしょうか。その理由の一つは、彼が二刀流という簡単には成しえない夢に向かって、ひたむきに取り組んでいるからだと思います。夢を叶えるために、ひたむきに努力している人を、多くの人々は、応援したくなるからです。

 

 みなさんにも将来の夢や目標があることだと思います。夢に向かって、ひたむきに努力していれば、必ず応援してくれる人が現れます。もちろん、我々清水南の教員も、みなさんが夢を叶える手助けをしたいと考えています。夢を叶えるためには、正しい方向にきちんと努力しなければなりません。正しい努力ができているか、不安になったら、ぜひみなさんの周りにいる先生方に相談してください。きっと適切なアドバイスをもらえるはずです。

 

まだ、夢が見つかっていない人は夢に向かって努力している友達を応援してください。きっと、あなたも夢が見つかった時にその友達から応援されるはずです。加えて、夢が見つかった時に、それが実現できるだけの力が身に付いているように、いまから努力を続けていきましょう。

 

さあ、明日から夏休みです。この夏、夢に向かって一歩でも前に進めるよう努力してみましょう。2学期になって、さらに成長した皆さんに会えることを期待して、1学期終業式の言葉とします。


15:24
2021/04/06

始業式校長講話「青春は自粛しない」

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令和3年4月6日()

 

1学期始業式 校長講話 テーマ「青春は自粛しない」

 

 おはようございます。この4月から着任しました、校長の小野田秀生(おのだひでき)といいます。3月までは静岡県教育委員会にいました。どうぞ、よろしくお願いします。

 

さて、私は毎朝、家を出る前に新聞を読んでいますが、先日、新聞を読んでいましたら、ある清掃業務メーカーの広告が目に留まりました。

 

それは,新聞一面を使ったモノクロの写真を掲載した広告で、メーカーの清掃員の方が一人で、誰もいない教室の机を拭いているものです。

キャッチコピーは「青春を、自粛させない。」というものでした。

 

新型コロナウイルス感染症対策で、色々なことが自粛モードになっています。それはとても重要なことですが、ともすると何をするにも委縮しがちになると思います。

でも、その新聞広告を見て、あらためて私は、「青春は自粛する必要がないよなぁ」と思いました。

 

青春の定義って、人それぞれであると思いますけど、例えば、どうしても行きたい大学があるから、勉強に打ち込んで成績上げてやろうという向学心とか、芸術やスポーツを愛して、創作活動や練習に打ち込んだりすることとか、誰かのことを大切に想う、愛おしく想う気持ちとかは、新型コロナウイルス感染症対策だからといって、自粛する必要はないと思います。

 

現在も感染者数は増減を繰り返していて、まだまだ事態の収束には至っていません。残念ながら今年度も、様々な活動において感染症対策を徹底する必要があるでしょうし、一定の制限を設けて実施することになりそうです。

 

 しかしながら、コロナのために青春を自粛する必要はありません。我々教職員は、皆さんの「青春を、自粛させない。」よう1学期の教育活動に取り組みます。

だから、皆様も思い思いの青春を謳歌してほしいと思います。


15:22