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静岡県立清水南高等学校

     
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学校長ごあいさつ


  みなさん、こんにちは。
  本校は、世界文化遺産に登録された三保の松原のある三保半島の付け根に位置しており、生徒たちは、東に富士を仰ぎみる風光明媚な環境で伸び伸びと学校生活を送っています。
  また、「富士の如く端正に、橘の如く香りが高く」の校訓の下、「高い知性と豊かな感性・表現力を備え、国際化社会に貢献できる人物の育成」を教育目標に掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。
  本校の大きな特色は、普通科と芸術科を併せ持つ、公立中高一貫校であるということです。校内のいたるところで芸術科美術専攻の生徒の作品や、音楽専攻の生徒の演奏や歌声を見たり聴いたりすることができます。加えて、中高一貫校の特長を活かし、6年間を見据えた、生徒の進路目標を実現するための学力向上に取り組んでいます。
  今後とも、皆様のご支援をいただきながら積極的にさまざまな活動に取り組み、本校の教育活動をさらに充実させる所存でおります。どうぞご支援をお願いいたします。

 

校長 小野田秀生



 
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2022/04/07

1学期始業式 校長訓示 テーマ「心のしなやかさ」

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令和4年4月7日()

 

1学期始業式 校長訓示 テーマ「心のしなやかさ」

 

 あらためまして、みなさん、おはようございます。

 

いよいよ、今日から新年度が始まります。新入生も入学してきますし、新たな先生方との出会いもありました。心機一転、明るく前向きに、学校生活に取り組んでほしいと思います。

 

昨年度は、始業式・終業式のほとんどを放送で行いました。放送だと皆さんの表情が見えないので話していて不安になります。今日は皆さんの顔を見ながら話ができてとても嬉しいです。ただし、残念ながら、今日は対面ですので、SMAPの曲は流しません。

 

まずは、新型コロナウイルス感染症についてお話しします。これまで同様、「自分の身は自分で守る」という心構えが大切です。誰かに注意されるからマスクをするのではなく、自分の身を守るため、大切な人の命を守るためにマスクを着用してください。一方、自転車に一人で乗っている時や熱中症が心配される時など、マスクを着用しない場面もあります。つまり、皆さん一人ひとりが感染症を正しく理解し、自分の頭で考えて、感染症対策に取り組むことが重要です。そういう意味で「自分の身は自分の身で守る」心構えが大切なのです。

 

さて、先日新聞を読んでいると、静岡大学の小林朋子(こばやし ともこ)教授が「レジリエンス教育」に取り組んでいることを知りました。小林先生は教育心理学が御専門で、「レジリエンス」とは直訳すると、「回復力」や「反発力」を意味します。「深刻な事態に直面し、倒れたとしてもしなやかに立ち上がる力」と定義されているそうです。

 

古くは第2次世界大戦でナチスによる大量虐殺を生き延び、PTSDにならなかったユダヤ人の思考研究から生まれた心理学の分野で、日本では東日本大震災の際、心の復興のキーワードとして広まりました。

 

ここ最近は、感染症の拡大や自然災害、ロシアのウクライナ侵攻など国内外で様々な出来事が起きており、先の見通しの立ちにくい時代を子供たちが生き抜くために、落ち込んだ気持ちを回復させる方法を学ぶ、「レジリエンス教育」は注目を浴びています。「レジリエンス教育」では、何にも影響を受けない鋼の心を目指すのではなく、逆境に陥ってもしなやかに立ち上がり、元に戻ろうとする心、しなやかな心を育もうという教育です。

 

どうしたら、しなやかな心が手に入るのか、レジリエンスの高い人の特徴をネットで調べてみると、楽観的で、思考が柔軟で、何でも相談できる仲間がいて、挑戦し続けられる人、などのキーワードが出できました。

 

皆さん、どんな人をイメージしますか。楽観的で、仲間に支えられて、チャレンジ精神があって、ゴムのようなしなやかさがある・・・。そう、ワンピースの主人公・モンキー・ディー・ルフィです。ということで、皆さん、新年度は海賊王を目指しましょう。

 

以上で、私の話を終わります。


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