モデルデッサン会
◆9月15日(土)・16日(日)
今年のモデルデッサン会は、9月15日(土)・16日(日)の2日間、芸術科父母の会の援助で、美術専攻の高1~高3生徒を対象に実施しました。
今回は、日頃の授業や部活動ではなかなか取り組めないヌードモデルによる人体デッサン会です。こうしたデッサン会を実施する理由の一つとして、美術系大学の実技課題では、ヌードデッサンを課す大学があることが挙げられます。その意味でも、実技問題を想定し、それぞれの表現方法で人体を観察して作品制作をすることができる大変貴重な機会であるといえます。
本校では、各学年に1人、合計3人のモデルを使用する大変恵まれた環境の中で、1日目は5分~20分毎にポーズを変えてクロッキーを、2日目は固定ポーズでデッサン(鉛筆、木炭)や水彩画、油彩画、粘土による塑造を行いました。
この2日間は残暑が厳しく、カーテンを閉め、蒸し風呂のような暑さと戦いながらの制作となりましたが、生徒の皆さんは、集中力を切らさず、最後まで粘り強く作品制作に打ち込む姿が随所で見受けられました。きっと今後の作品制作にも今回の経験が生かされことと思います。
1年生は初めてのヌードデッサンです。立ちポーズに挑戦しました。
真剣にモデルさんを観察しています。木炭もよくのっています。
2年生は専攻別に課題が異なります。パイプ椅子に座ったポーズです。
人体の構造をしっかりと観察して、鉛筆で描写します。
3年生専攻別に実技試験を意識した取り組みとなりました。
制作時間を最大限に使用して、作品の完成度を上げていきます。