学校長ごあいさつ


  みなさん、はじめまして。令和3年4月から着任いたしました、清水南高等学校・同中等部校長の小野田秀生(おのだひでき)といいます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

本校は、世界文化遺産に登録された三保の松原のある三保半島の付け根に位置しており、生徒たちは、東に富士を仰ぎみる風光明媚な環境で伸び伸びと学校生活を送っています。

また、「富士の如く端正に、橘の如く香りが高く」の校訓の下、「高い知性と豊かな感性・表現力を備え、国際化社会に貢献できる人物の育成」を教育目標に掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。

 本校の大きな特色は、普通科と芸術科を併せ持つ、公立中高一貫校であるということです。校内のいたるところで芸術科美術専攻の生徒の作品や、音楽専攻の生徒の演奏や歌声を見たり聴いたりすることができます。加えて、中高一貫校の特長を活かし、6年間を見据えた、生徒の進路目標を実現するための学力向上に取り組んでいます。

 今後とも、皆様のご支援をいただきながら積極的にさまざまな活動に取り組み、本校の教育活動をさらに充実させる所存でおります。どうぞご支援をお願いいたします。

 

令和3年4月 校長 小野田秀生



 
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2021/12/23

2学期終業式 校長訓示 テーマ「清水南の学校文化」

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令和3年1222

2学期終業式 校長訓示 テーマ「清水南の学校文化」

 

 みなさん、こんにちは。およそ4か月に渡った2学期も今日で終業式を迎えます。2学期が始まった頃は、まだまだ暑い日々が続いていましたが、季節は秋を過ぎ、もうすっかり寒くなって冬を迎えています。

 

 2学期は当初8月27日に始業式を行う予定でしたが、静岡県に緊急事態宣言が発令されたため、8月31日に始業式を延期してスタートしました。スタート当初は、中等部で分散登校とオンライン学習を実施したり、高校で一部のクラスの授業を大会議室で行ったり、密を避ける工夫をして学校生活を送っていました。

 

 始業式で私は、感染防止対策で一番重要なことは、我々全員が「自分の身は自分で守る」という心構えを持つことだと話をしました。その上で、私から皆さんに3つのお願いをしました。1つ目は「新型コロナウイルス感染症を正しく理解すること」、2つ目は「これまでの感染症対策を徹底すること」、3つ目は「孤立しないこと」です。皆さんが私のお願いを含めて、感染防止対策に努めてくれたおかげで、本校では今日までクラスターが発生することなく、学校生活を継続できています。生徒の皆さんの努力と先生方の御指導に心から感謝申し上げます。

 

 最近では新たな変異株である、「オミクロン株」の感染が心配されています。まだまだ油断せず、感染防止に努めてください。大切なことは、「自分の身は自分で守る」という心構えです。マスクの着用にしても手指消毒にしても、誰かに注意されるから行うのではなく、自分の身を守るために行うのだと自覚しましょう。また、必要以上にコロナを恐れないために、感染症に関する正しい知識を得ることに努めましょう。そして、孤立せず、みんなで協力してこの難局を乗り越えましょう。

 

 さて、今日の安並貴史(やすなみたかし)さんの講演と演奏はいかがでしたか。世界を舞台に活躍する先輩の存在は誇らしいものです。安並さんはシューベルト国際ピアノコンクールで優勝した後、ある雑誌のインタビューで「シューベルトの歌う感性を磨くのは都会ではなかなか難しいと思うので、静岡の自然のなかでのびのびと過ごした中学からの6年間が今回の優勝の一つの要因かと思います」と述べています。

 

 静岡県は自然が豊かで食べ物も美味しいですね。産業も発達していますし、新幹線、高速道路、空港なども整備されていて、交通のアクセスもよい場所です。とても暮らしやすい、豊かな県だと私は思います。

 

 また、清水南がある三保という場所は、美しい富士山を仰ぎ見ることができますし、雄大な駿河湾を望むことができます。天女伝説で知られる羽衣の松がある三保の松原は、富士山世界文化遺産の構成資産であり、歌川広重の浮世絵など数々の絵画や和歌に表現されている風光明媚な場所です。

 

 

 清水南高校・清水南高校中等部ではこの三保の地で、中1から高3まで6学年の生徒が共に学び、授業や部活動、学校行事に生徒が熱心に取り組んでいます。中等部生が化学室で理科の実験をしていると、音楽室から音楽専攻の生徒の歌声が聞こえきます。教室を異動すれば、校内の至る所に美術専攻の生徒の素晴らしい作品が目に留まります。高校生の教室からは大学進学に向けて授業に取り組む生徒の熱気が伝わってきます。多目的棟や体育館からは「表現」の授業で演劇に取り組む中等部生の姿が見られます。放課後になれば、ラグビー、サッカー、テニス、バスケット、バレー、陸上、卓球、管弦楽、新聞、棋道、放送等々、様々な部活動が活動し、校内は中高生の若々しい生命力で満ち溢れています。

 

 普段は当たり前で気付かないかもしれません。しかし、この清水南ならではの環境が、皆さんの人格の形成に大きな影響を与えていることは確かです。これからも清水南の学校文化を大切に、この地で豊かな人格を形成して、皆さんも様々な世界・様々な分野で活躍する人材に育ってほしいと願っています。

 

 最後になりますが、高校3年生の皆さんは、この学び舎で過ごす期間も残りわずかになってきました。毎日、学校に来て友達と席を並べて勉強し、他愛のない会話で盛り上がった日々は、永遠に続くものではありません。皆さんにとって当たり前だった日常は、いつか思い出に変わります。その思い出がかけがえのない宝物になるように、皆さんがこれからの人生を生きていく上で、心の拠り所となるように、残り少ない学校生活を大切に過ごしてください。そして、この冬休みは皆さんの夢の入り口の扉を開くためにできる限りの努力を期待しています。それでは、みなさん、3学期に元気な姿を見せてください。これで2学期終業式の私の話は終わります。


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