これまで学校教育では、「教えられたことができる」「唯一の正解を求める」「他者と一致団結する」「課題を解決する」ことが求められてきました。しかし、社会の変化に伴い、「自分の頭で考える」「正解をつくる」「他者と多様な価値観を共有する」「未知の問題を発見・解決する」など、求められることが変化しています。これらの要請には、従来行われてきた教師主導の講義では十分に応えることができません。そこで、生徒が主となり、教師が支援する形態の授業づくりを進めるため、

「生徒の思考と対話を促す指導と支援の工夫」


をテーマに研修を行っており、以下の2つを具体的な手だてとしています。なお、これらにプラスして、授業づくりについての研修も年3回開催しています。






  「ちょっと見週間」「ちゃんと見週間」「ちゃんと見+(プラス)」の3種類の授業公開を設定しています。教職員が互いの授業を見ること、語り合うことを通して、授業の質の向上を図ります。 

 
 

 ちょっと見週間は5月と10月の年2回実施します。

 ・どの授業も参可。
 ・他教科の参観も可。
 ・1時間全部を参観することが望ましいが、授業の一部だけの参観も可。

 ちゃんと見+は5月の年1回、ちゃんと見週間は6月と11月の年2回実施します。

 ・研修テーマに添った授業を公開。
 ・公開された授業のみ参観可。
 (ちゃんと見+は全職員が参観。事後研修会を実施)
 ・授業を実施する日時、研修テーマを達成するため
  の手だてを事前に告示する。
 ・他教科の参観も可。
 ・授業に対するコメントをする。
 ・1時間全てを参観する。





  7月と11月の年2回、授業や自身が取り組む姿勢について、生徒からアンケートを取ります。生徒の意見を参考に、授業をより成果が上がる、より充実したものにしていきます。質問は、以下の通りです。

<質 問>
 1 この授業に対するあなたの取り組みについて
  ① 授業中の活動に、積極的に参加していますか。
  ② 授業の内容を理解できていますか。
  ③ 授業に臨むための予習(準備)をしていますか。
  ④ 授業後には復習(身につける取り組み)をしていますか。
  ⑤ 新しい知識・技能を獲得し、使うことができていますか。
 
 2 授業者の授業内容などについて
  ⑥ 作業・実技・実習などについて分かりやすく指示していますか。
  ⑦ 視聴覚教材(DVDや写真)・ICT(コンピュータやタブレット)などを必要に応じ活用していますか。
  ⑧ 授業において、一人ひとりの生徒の発言・質問・疑問などを大切にし、丁寧にに対応していますか。
  ⑨ 授業で課題や問いが明確にされていますか。
  ⑩ いろいろな視点や立場から考えを深めたり、広げたりするための手立て(資料、道具、教材など)がありますか。
  ⑪ 仲間と話しあったり質問したりして考える機会がありますか。
  ⑫ 授業について全体として満足していますか。





  授業づくり研修は、春期・夏期・冬期の年3回行っています。

  授業づくり研修では、研修テーマや達成のための手だての確認、良い実践の共有などを図るために行われています。また、授業公開や授業リサーチと連動させることで、共有と改善を促進します。